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| SNSやブログは集患につながるのか

SNSやブログは集患につながるのか

(2017年1月20日 23:33更新)


インターネットやスマホの普及と進歩の中で、医院や院長先生が自ら情報発信できるツールとして医院ホームページ以外にもFacebook、Instagram、Twitterやブログなど様々なものを利用できる時代となりました。

昔であれば、医院の情報を発信しようとしても、看板・折り込みチラシ・雑誌広告などの広告しかなかった時代から考えれば、非常に便利で都合の良い環境になってきたと言えます。

また、これらのツールのほとんどは無料もしくは安価でできるものですので、是非有効活用したいものです。

 

ですが、実際、このようなツールを使いこなそうとしても、

『どれをやれば良いかわからない』

『時間や労力もかかって大変そう・・・』

『そもそも意味あるの??』

など様々な疑問や不安があると思います。

 

今回はそのような方のために、医院(医科)や歯科医院の集患という観点で、各ツールの位置づけや有効性について簡単にまとめてみました。

 

①医院の情報発信に向いていないTwitterやInstagram

残念ながら、これらのツールは医院の情報発信や集患対策としては向いていないと言わざるをえません。理由としては、

 

Twitterの場合

発信する文字制限とタイムラインの早さです。リアルタイムで起こったことをシェアすることに向いているSNSで、芸能情報やニュースなどの情報発信や情報収集には有効ですが、医院が何かを発信したとしても、その記事は短文であり短時間(数分から数時間程度)の発信効果しか持たないため、運用労力との割りが合わないと言えます。

 

Instagramの場合

画像メインの繋がりに重きを置いており、グルメやファッション、アートなど向きのSNSであり、残念ながら医院が発信するプラットフォームとしては向いていないです。

 

Lineなども同様ですが、流行っていたとしても医院の情報発信として有効かどううかは、また別の問題となりますので、慎重に検討していきましょう。

 

②繋がりと広告を使えば有効なFacebook

次に、Facebookについてですが、こちらの場合、前項のSNSと違い、比較的タイムラインがゆっくりであり、投稿する内容やジャンルも幅広く、使い方によっては医院からの情報をうまく発信できるツールと言えます。

SNSの強みでもあり、Facebookの最大の特徴でもある、『いいね』や『シェア』といった、繋がりにより拡散される可能性と、Facebook内の有料広告を活用することで、近隣の多くの方に比較的安価で簡単にアピールすることができます。

ただし、あくまで、飲食店と旅行先などと違い、『あの店美味しかった』『どこどこは素晴らしいところでした』などといった口コミは医院の場合はほとんどされない傾向がありますので、よっぽどの医院の常連さまやファンなどの限られた人の周辺あたりに効果が限定されてしまいます(有料広告を利用した場合は除く)。

 

③SEOに強く、医院情報を気軽に伝えられるブログ

最後になりましたが、一番オススメなのが『ブログ』です。

あれ、今更、ブログ???と思ったかもしれません。

昔からあるブログですが、皆さまのイメージしているブログとは少し違うかもしれません。アメブロやlivedoorなどの無料ブログをイメージしたかもしれませんが、少し違います。

より効果的でオススメな方法は、医院ホームページと同じドメイン(URL)内に構築した、医院専用ブログの運用です。

独自ドメインでの医院専用ブログであることが、とても重要です。

 

独自ドメインでの医院専用ブログは、SEOに効果的

SEO対策の詳細はまた別の記事でご紹介しますが、最近のSEO事情を簡単に言うと、年々コンテンツ重視となっています。そこに重点をおいたSEO対策をコンテンツSEOと言います。コンテンツSEOにおいて重要なポイントは、ホームページ(サイト全体)の内容の質とボリュームと関連性です。もちろん従来の外部からの被リンクも依然として重要な指標の一つとなっていますが、大きな評価指標としてコンテンツをより大きく評価するようになっていきています。このコンテンツを評価する対象範囲は、ホームページのドメイン全体を評価するため、ブログを同一ドメイン下に設置することによりコンテンツを蓄積していくことが容易になります。

 

実は、最近話題になったDeNAの医療系サイト「WELQ(ウェルク)」問題も、このコンテンツSEOを徹底して莫大なアクセスを獲得した巨大サイトとなります。アクセスを稼ぐためのSEO対策としては素晴らしい結果を出したと言えますが、問題は内容が滅茶苦茶だったことです。(これはマネしてはいけませんね・・・・)。内容の信頼性や正確性を評価する点において、現時点ではまだGoogle検索は不十分でありまだまだ改善余地がある状況です。予想では、このような事件が問題なることにより、また次のGoogleアルゴリズムへ進化するはずです。

 

結論:まずはSEOに効果的な医院ブログの運用をオススメします。

このように様々なSNSがあり、Facebookの運用も使い方によっては効果があるものですが、余裕があれば良いと思いますが、どれか一つに時間と労力を費やすとするのであれば、医院HPの同一ドメイン内に構築した医院専用のブログの運用をすることをオススメします。

もちろん、メリットはSEOだけではありません。

 

ホームページでは紹介しきれなかった医院のこだわりや考え方、最新の診療情報など、患者様にとって有益な情報を伝えることで、医院のことをより深く知ってもらうことができます。

 

  • 医院や院長のこだわりや思いを伝えることができる
  • 医院やスタッフのことを知ってもらうことができる
  • ホームページでは紹介しきれない細部の医療情報も伝えられる

 

などなど。こういった事で、より患者さんは安心して医院を選ぶことができますし、医院と患者さんの間でミスマッチの少ない集患ができるのではないでしょうか。

医院のことを良く知ってもらうことで、ニーズにマッチした患者さんに来てもらうことができるようなります。

 

ブログの記事は蓄積されます。ゆっくりでも少しずつでも良いと思いますので、日々ブログで先生の考えや診療の情報を発信してみてはいかがでしょうか。






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